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寒さを防ぐにはまず隙間をなくす
※気密性能を高めてまず不快な隙間風を完全に防ぐ
※気密性能を高めることで断熱材が機能するようになる
※気密性能は測らないとどのくらいなのか分からない
寒さの原因は分かったけど
どうやってそれを取り除くの?
まずは、建物から隙間をなくして気密性能を高める事が大事。
隙間風による寒さを取り除きます。
壁と床の合わせ目、壁と窓の合わせ目など弱点に
なりやすいところを塞いでいき
別の目的もあります。
気密性能を高めるのは断熱性能を発揮するためでもあります。
気密性能が低いと床下から窓や天井に隙間風が入って
断熱材が冷やされてしまう。
それだと、断熱材を厚くしても効果がなくなります。
断熱材を効かせるためには
隙間を塞いで外気が断熱部位に侵入しないようにしないとダメです。
隙間ってそんなにあるものなの?
少し前までの在来木造は隙間だらけ。
在来木造は全体の骨組をつくり
骨組の間に細い木材や板を取り付けて床や壁を作ります。
骨組と下地材のつなぎ目には隙間ができる。
個々の隙間はわずかでも
数が多いから家全体では大きな隙間になります。
最近の家はどうなの?
最近の家は細い木材や床の代わりに合板などの面材を使います。
それも、骨組全体を覆うように張るから隙間は格段に減りました。
それに加えて室内側からポリエチレンフィルムと
気密テープで床や壁
天井を覆って隙間を減らしています。
気密性能の喜し悪しはどうやって判断するの?
機械で室内を減圧して隙間の大きさを測定し
隙間面積(㎝²)/床面積(㎡)で隙間の大きさを表します。
数値は1.0㎝²/㎡以下が目標になります。
気密性能の喜し悪しは実測でしか分かりませんので
忘れずに測ってもらいましょう。