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新型コロナ予防にも換気は絶対必要
新型コロナウイルスは、換気が不十分な、
密閉した空間では感染しやすいといわれています。
そこで24時間換気システムについて説明します。
24時間換気システムには、第一種換気、第二種換気、第三種換気と種類があります。
戸建ての住宅では第一種換気か第三種換気を使うのが主流です。
どれがいいのかお悩みの方も多いはずです。
最も費用が掛からないのは、ダクトを使わないダストレス換気。
室内の空気を排出するためのファン(換気扇)をつけて、
外気は吸気口から取り入れるのが第三種換気の仕組みですが、
ダクトレスだと家全体をきちんと換気するのが難しいのです。
運が悪いと、換気不足の部屋がでてきてしまう恐れがあります。
第一種熱交換換気は高断熱・高気密化でこそ生きる
第一種換気は、吸気、排気の両方を機械(ファン)で行う
換気システムです。
空気だけを入れ替え、温度は保つ「熱交換」の機能を備えたものもあります。
冷暖房エネルギーを無駄にしないので省エネで、光熱費削減にも
効果があります。
また、全熱交換といって、湿度を一定に保てるタイプもあります。
ただ、第一種熱交換換気の導入には注意が必要です。
ただ熱交換換気をつければ良いというものではありません。
第一種換気の性能を発揮させるには、
高い気密性がなくてはいけません。
気密性が低いと、隙間から空気が漏れてしまうので
換気の効率がさがってしまいます。
第一種換気を使うなら、気密性能を表すC値が0.5以下であることが必須です。
換気によって発生する熱損失は、住宅全体の3割程度と言われています。
住宅の断熱性能が高く、他の部分から失われる熱が少ないほど、
換気によって失われる熱の割合は高くなるので
高断熱・高気密住宅ほど熱交換換気のメリットがあるといえます。
第一種の熱交換換気は、あくまで断熱・高気密性能を
追及したあとで導入を検討すべき性能のもの。
高性能住宅を、より性能アップさせるためのアイテムなのです。