2020年06月26日(金)

 FMKラジオ収録「暑さを乗り切る、エコ住宅の造り方」      

 FMKラジオ収録「暑さを乗り切る、エコ住宅の造り方」      

昨日、FMK ラジオで ハウスコンシャルジュの収録がありました。

今回のテーマは、「暑さを乗り切る、エコ住宅の造り方」で、楽しく、パーソナリティーの後藤環さんと、やり取りを行いました。


誠也の部屋へようこそ


今回は、冒頭に 8月15・16日の、山鹿灯篭祭りの中止にともなって、少しでも 山鹿を知って頂くために 山鹿灯篭Tシャツを、着ての収録で、写真をパシリ・・


幾つか、内容を述べていきたいと思います。

● 窓の配置と大きさを、十分に考えた プランニング

   基本的に、私の失敗談から 東西窓が 室内温熱を左右する事です。これは、太陽のエネルギーが、水平ラインから入ってくるので、庇をつけても、無理。 外壁側に日射遮蔽を行うしかありません。 平屋は、簡単にできますけど、2階建ては、要注意です。窓は小さく、内側で断熱ブラインドを有効に、付けてください。金額もそう高くありません。


北側窓は、たてすべり窓を、推奨します。熊本は、西風が吹くので、その風をウインドキャッチャーしましょう。

当然、冬の断熱も考えて、トリプルガラス仕様が、お勧め・・・


南側窓は、大きな窓の日射遮蔽を必ず行ってください。

特に夕方の、南西からの日射を遮蔽してくださいネ


最初に窓が、重要です。日射遮蔽をしないと、70%窓から熱が入ってきますから。



次に、重要なのが、屋根の断熱です。

茅葺屋根は、厚さが400ミリ以上ありますよね。だから室内が涼しく感じます。山鹿モデルでは、屋根断熱を、450ミリの厚さにしてみました。これまでの 最高の厚さです。


その厚さが、重要で 昼間蓄熱した熱が、夜に放熱し エアコンが効きにくくなります。

今後の、夏の高温化を考慮して、250ミリ以上を推奨します。


外壁に関しては、内部結露防止も考慮して 付加断熱仕様で、室内への放熱も減少します。


以上の様に、高性能な家を造っても、夏場の日射遮蔽を行わないと、逆に家全体が、蓄熱して エアコンもフル稼働で、電気代も高騰します。 


蔵造りは、換気窓(雨戸付き)しかなく、内部に日が入らない事で、調湿しながら、保存できる環境を造っていました。

窓をつけずに、高断熱と計画換気があれば、エアコンなしで 涼しい家づくりが、出来るかも・・・


但し、外の景色が見える事で、癒されます。

今回は、窓の大きさ・配置を、じっくり検討して、夢のマイホームに、とり掛かってください。