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気密ってなに?
気密はダウンジャッケットのファスナーとダウンを覆う
ナイロン生地みたいなもの。
首・手首の締まり具合を調節することで、隙間から
暖かい空気を逃げにくくするのがファスナー。
もう一つは、ダウンの内側と外側を覆うきっちりとした
ビニールのような素材の生地。
たとえ素材と厚さがしっかりしているダウンを使っていても、
そもそもダウンだけでは、風が面を通り抜けてスースーして
全然暖かくありません。
このように暖かい空気が面を通り抜けにくくすすることも
気密の役割です。
住宅の場合は、気密シートやテープなどを使います。
暖かい空気は上から逃げていき、
冷たい空気がどんどん床からやってくる。
頭は暑いのに、足元は寒い。
この現象も気密が大いに関係していきます。
暖気が上に逃げていくことは皆さんもご存知だと思います。
暖気が抜けるだけでは空気はどんどんなくなり
真空に近くなってしまいます。
しかし、そんなことは起きません。
なぜなら上から抜けた暖気の分だけ、下から冷気を
引き込んでくるからです。
足元が寒いからといって暖房を強くすればするほど
足元にはより多くの冷気が引き込まれる・・・
こんな悪循環がおこってしまいます。
ダウンジャケットを着た
冬向けの家では夏は暑いの?
いいえ、これは誤解です。
とはいえここまでダウンジャケットで説明してきたところで
そろそろこんな疑問が浮かんでいるでしょう。
ダウンジャケットの場合、体に密着しているので
夏もそのままだと当然暑くなってしまいます。
しかしながら、住宅の断熱材(外壁や屋根の中に入っています。)
と体の間にはかなりの隙間があります。
これが夏暑くならないどころか涼しくなるポイントになります。
あたらしい家づくりの教科書 引用